いい加減立海の感想を書かへんと…上へ行かれへんわ桃城!


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私は今絶望と共に散りかけている、まさに真田戦の越前が如く。何故ならば。

いつもの友人2人を年末のチャー研ミュージカルに誘ったところ、行きたいような素振りを見せつつも年末だからと断られ、1人寂しく東京に向かったのだが、同日その知人2人はあろうことか千葉に競馬を見に行っており、結果私とカス共との友情にそれはそれは立派なグランドキャニオンが観測された所までは良いのだが、クズ共をチャー研に誘う前、よりにもよってテニミュ関東立海のチケットをわざわざ奴らの分まで予約してしまっていたからである。

チケット1枚約7000円、2枚で14000円。キャンセルや変更等は一切不可。一般先着のサイドシートが故にトレードも難しいだろう。私は奴らから14000円を取り返す道を選んだ。追徴されなかったことを感謝すべきである。何が「村上幸平を見てみたい」だ適当な嘘こきやがって、今度会ったらお前の穴という穴に馬糞をこれでもかと詰め込んだ後首の骨をへし折ってぶっ〇してやるぞ。

 

という具合に荒みきった私の心を癒せるのはやはりテニミュなのである。しかも関東立海ですよ。ついに!あの立海が!見れる!

しかしまあ?私もテニミュ3回目ですし?青学氷帝六角と数多のイケメンに脳を焼かれて耐性ついてますし?たとえ立海と言ああああああああああああああああああああああああああああああ(3回目)

かっこよ、え?は?何?え?

いや分かってはいる。オーディションでイケメンを集めて、そのイケメン達がめちゃくちゃ稽古頑張った上で、スタイリストさんが完璧に整えた上でのことであると言うことは。分かってはいるが、だとしてもこれほどの輝きが生身の人間から発されていいのだろうか?

というか柳が柳すぎませんか?え?本物連れてきたの?どこかに許斐剛ワールドと現世を繋ぐブラックホールでもあるのか?徳川カズヤが管理してんのか?

病院のシーン好き、ブン太の「これ食べていーい?」ってセリフ超好き、立海メンバーの仲間内のわちゃわちゃ感と対戦相手に見せる非情さとか殺気のギャップが本当に好き。

からの出るぞ真田の十八番。制裁ビンタァ!

いやうんま。

いやビンタが上手いってなんやねん。しかし上手い。ジャッカルも赤也も見事にぶっ飛んでいる。相当稽古頑張ったでしょこのシーン。何回かガチビンタしちゃったでしょ絶対。

一方その頃手塚はリハビリ中。関東立海に手塚のリハビリまで詰め込んで来るとはボリューミーな。いや流れ上はここに差し込むしかないんだけども。しかも結構きっちりやったね九州編。そしてなんと、今回はミユキが登壇するとのこと。桜乃ちゃんや竜崎先生を差し置いての女性キャラの登場。しかも演じるのは等身大の小学生。大丈夫か?大丈夫でした。完全に完璧にミユキを演じきっていた。すげぇ。

 

そして今回試合中のガヤと日替わりを務めるのは壇きゅんに長太郎、神尾、剣太郎、ダビデ。そして保護者バネさん。

かっっっっっっわ

そんなかっこいい顔でそんな可愛いことされると困る。嘘、困らない。

というか樺地発案のピッツァパーティーって何。樺地ピザ好きなの?筑前煮とかじゃなく?いっぱいお食べ。

日吉「チェッテエテベセン、エレ、ピゼウェケリセピ-ヘネンデスケデ」

壇太一という生き物を愛でる仕事につきたい。データ取ってきた壇きゅんを発火するくらいヨシヨシしたい。

 

そろそろ本筋の話しろよ。はい、すみません。

白金ペアに挑む2年生ダブルス。私はやっぱり桃海ダブルスが好きだ。もちろん白金ペアもそうだし、黄金ペア、シシチョー、立海D1にタナキクも好きですよ。というか全部好きだよバカヤロウ。白金ペアが強いんだまた。ジャッカルが後衛としてチートすぎるだろ。あれでまだ腕に重りしてますからね。そら海堂も心折れるわな。しかしそこは桃ちゃん先輩よ。私も桃ちゃんに励まされたい。どんなに絶望し、挫けたとしても桃ちゃんに励まされたら立ち直れると思う。

「たった14000円くらいでみみっちーな、みみっちーよ。俺たちだけで劇場行っちまおうぜ!」

「はい!桃ちゃん先輩!」

というか覚醒した海堂は普通に持久戦でジャッカルに勝てるんですね。さすが海堂のエヴァリオ・ツェー神力だ。ていうかスネイクどこまで派生すんねん。フリーザやん。

 

1戦目で割とお腹いっぱいですけども、2戦目は黄金ペアVS立海D1。こんなん別腹に決まっとるがな。

やっぱ大石と組んでる時の菊丸は一段と生き生きしていて良いですね。最高。

しかしながら立ちはだかるは天下の立海D1。なんと紳士柳生と詐欺師仁王がお互いに変装して入れ替わっているというね。

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「忘れたくない人!」

 

「忘れたくなかった人!」

 

「忘れちゃダメな人!」

 

「君の名前は!」 

 

「日吉若2年アグレッシブベースライナー性格は冷静沈着で他人に流されない少し神経質な面もあるが常に前向きで虎視眈々と正レギュラーを狙っていたようだ誕生日は12月5日血液型はAB型好きな言葉は下剋上」 

本当に忘れてはいけないのは氷帝次期部長候補のプロフィールではなく、この馬鹿げた文章が歌劇の感想文であるということ。当然柳生と仁王が正体を明かしたシーンでも曲が流れるのだが、

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私の中の矢木に電流が走った。かつてニコニコ動画全盛期に投稿され今なお多くのネット民に愛され続けている伝説の空耳「たこ焼きライス」。今回の曲とたこ焼きライス、入りの数音が完全一致している。やりやがった…4thで曲が刷新された都合上あの曲はもう二度と聞けないと覚悟していたのに、公式はたこ焼きライスのことを忘れていなかったのだ。

まさかのサプライズたこ焼きライスに翻弄される我々と黄金ペア。だがここで終わる黄金ペアでは無い。ダブルスには無限の可能性があるのだ。そしてついに黄金ペア超攻撃型フォーメーションが発動する。

 

「大石の領域(テリトリー)」


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再度私の中の矢木に電流が走ったその脇をてりやきチキンフィレオが駆け抜けて行った。かつてニコニコ動画全盛期に投稿され今なお多くのネット民に愛され続けている伝説の空耳「大石の照り鶏」。今回の曲と大石の照り鶏、入りの数音が完全一致している。やりやがった…4thで曲が刷新された都合上あの曲はもう二度と聞けないと覚悟していたのに、公式は大石の照り鶏のことを忘れていなかったのだ。

 

もうさすがに満腹です。ご馳走様してシェフを呼びたいところだが次は柳VS乾。こんなん別腹だがや。

この試合は私が原作で最も好きな試合で、今回の舞台でもその素晴らしさが十二分に表れたいい試合であった。

乾のガチシングルスは多分今回が作中で初めてになるのだが、ダブルスを組んでた海堂だけが乾のシングルス適正に気づいてた所。良いと思います。ここまでシングルスがなかった乾を敢えてシングルス3に置くオーダーは竜崎先生か大石かが考えたんだろうけど優しさが溢れてて良いと思います。柳がイケメン。良いと思います。乾もイケメン。実に良いと思います。「返り討ちにしてやるぞ、貞治。」でちょっと嬉しい柳。良いと思います。結局データ捨ててないんかーいハッハッハッハッ🥂✨良いと思います。負けた後潔くビンタを受ける柳。良いと思います。

 

次は不二VS赤也。は?何なん?名試合しかできんのかお前らは。ありがとうございます。

打球を頭に食らって一時的に目が視えなくなるなんてことがあっていいのか。いいんです。

目が視えない状態でボールの気配だけで的確に返していいのか。いいわけないでしょうが!

この試合ほど「天才」不二周助が見られる試合はない。テニスの実力差というよりかは生物としての格がどうとかいうレベルである。だって目視えないんだぜ?まあ、そんなことも言ってられなくなる奴が後々出てくるんですけどもね。

この試合はいいですよ。試合後の不二の「視えなかったからこそ勝てたんだ」ってセリフなんかもう絶頂モンですわ。孕まさせられるかと思った(不適切)。

twitterでトレンドになってる…

はぁ〜〜んティンコンカンコンティンコンカンコン見るなヨォ!

 

からの真田VS越前だってよ。バカすぎる。本当に。この関東立海パートに関してだけは物申したい。脳汁の分泌過多によって精神が壊れてしまうではないか。

ミュージカルの舞台で放たれる迫力の演出。真田の風林火山だ。速さの風、対応力の林、攻撃力の火、防御力の山。あらゆる戦術を極めたうえで瞬時に使い分ける。負けイベやん。心なしか原作での印象以上に強く見えた。迫力であったり威圧感だったりが今まで2次元で見てきた真田そのもので、安っぽい表現にはなるが「画面から飛び出てきた」ような、生の真田弦一郎を体感しているということだ。え、リョーマこれに勝ったん?

 

と言ったところで今回の舞台も素晴らしい内容であった。関東立海戦は物語における比重が大きいだけでなく、登場キャラクターや試合内容といった面でも人気が高いところであり、制作陣にかかる期待感やプレッシャーは相当なものであったことは想像に堅くない。そんな中での公演であったにも関わらず、素晴らしいクオリティでみごと我々の期待の上を行ってみせた制作陣にはいくら感謝してもしきれない。この後の公演にも期待したいところだが…

 

今回の関東立海の舞台をもって、これまで青学を演じてきた「11代目青学」の皆様がテニミュを卒業することになった。もちろん12代目を迎えた上でこれからもテニミュは続いていくし、今までもそうしてきたのだから、我々としてはこれからもテニミュを愛し続けるのは変わらない。しかし、私のテニミュデビューを最高のものにしてくれたのは他ならぬ彼らであり、初めて体験する「推しの卒業」というイベントに心穏やかではいられない。

山田さんが手塚を演じる時のキリッとした眼差しとオフショットでクシャッと笑った笑顔のギャップがたまらなかった。原さんの演じる大石は優しい声をしていて安心感があって大好きだった。持田さんの不二はとにかくイケメンすぎてどうにかなりそうだった。塩田さんは体格から声から佇まいから乾貞治その人だった。富本さんの菊丸はいつも明るくて見てるこっちまで元気をもらった。大石との息もピッタリ合っていてまさに黄金ペアだった。大友タカさんの優しい笑顔を見ると全身が多幸感に包まれていった。岩崎さんはキャラクターに真摯に向き合ってくれて、ぶっきらぼうだが根は仲間思いで真面目な海堂薫という難しい役柄を見事にやり切ってくれた。寳珠山さん桃ちゃんが客降りの時に手を振り返してくれたことはずっと大切な思い出だ。 

そして今牧さんがあの日越前リョーマとして、皆が青学テニス部としてステージに立っていてくれたから、私はテニミュという最高の趣味に出会う事ができた。心から感謝すると共に今後の芸能生活がより良いものになることを願っている。

 

という訳で11代目青学の皆に向けて感謝の選手宣誓でこの記事を締めたいと思う。

「青学!青学!」コールの後に「公演時間を間違えたことに気づいて膝から崩れ落ちるポーズ」でいこう。

 

宣誓!

私は11代目青学の皆の今後の芸能生活を全力で応援すると共に、これからもテニミュを愛し続けていくことを誓います!

せーーーの!

青学!青学!このチケット昼のやつだった… 

青学!青学!このチケット昼のやつだった…

 

ありがとうございました!

 

~完~

これだから公式グッズはやめらんねーな、やめらんねーよ

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教育基本理念Tシャツ

教育基本理念をあしらったTシャツです。

販売価格2750円(税込)

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何だこれは。少なくとも「教育基本理念をあしらう」という日本語は初めて聞いたぞ。何だこの…何だ?

制服とか生徒手帳とかなら分かる。入学パンフレット(本当にある)も100歩…いや200歩譲ってわかる。だが教育基本理念をあしらったTシャツだと?正気の沙汰ではない。なんであの作品から「作中の学校の教育基本理念をあしらったTシャツを作りたいなあ」という発想になるんだ。というかさっきから教育基本理念をあしらうってなんだ。あしらうなよ教育の基本の理念を。

 

 

というわけでそんな世にも奇妙なTシャツを手に入れるべく、なんばマルイ(関西的だろい!)にやってきた私。今日は公式ポップアップストア「テニプリスト」の初日。件のTシャツを何としても手に入れるために、早起きして開店前から待機している。周りには痛バッグ姉貴の方々がいてなんとも肩身が狭い。

 

定刻になり扉が開いた。まずは入場整理券を手に入れる。妙ちきりんなTシャツのためだけに。私の整理券番号は「98」。そして入場時間は…「13:30」!

私は今までこういうのに並んだことがないから、今回の結果の是非については分からないが…とにかく2時間近い待ち時間ができた。飯にしよう。

駅チカの小さい蕎麦屋。今日はここにする。そんなに腹も空いていないのでザルそばを1枚。2口目を食べ終えたところで相席を頼まれた。了承すると向かいに座ったのはお爺さん。席に座り注文を済ませるや否やおもむろにボヤき始めた。

 

「近頃の学生は皆休みだ」

「何とかせにゃならん」

 

こ、こいつ!タダの爺さんなんかじゃあないっ!「老害」だァーーーーーッ!

 

老害

年齢以外に何も積上げてこなかった老人が陥ると言われる精神異常。自分達の時代を美化し、今を生きる若者を貶すことでしか欲を満たすことが出来ない。

 

「君もそう思うだろ?」

 

唐突に話を振られ、荒木飛呂彦ワールドから目覚めた私。今蕎麦すすってんだ邪魔すんな。殺すぞ~~〜~!

相席を頼まれ、一瞬でも綺麗なお姉さんを期待した私が馬鹿だった。注文聞いてきた婆さんもタメ語で馴れ馴れしいのが鼻につくし…今日は厄日だ。

 

「君今日は学校休みかい」

「僕はもう働いてますけども」

「そうかい、学生に見えた」

 

こいつッ!俺が学生だと予測した上であの愚痴を吐きやがったッ!俺に説教を垂れるためだけにッ!

 

店を出る頃にはもう気分は最悪。馬のクソを頭から被ったように不愉快だ。

そんなこともありつつ、シナモンのポップアップストアに寄って強気の値段設定に顔を引き攣らせてみたり、コインスペースなるもので鉄鍋のジャンを読んで一息ついたりしながら待ち時間を潰す。

 

そんなこんなで時刻は13:30。ついに私の番が来た。中に入ると色とりどりのTシャツが並んで…いない。いや並んではいるが色が足りない。青学の青と立海の黃と四天宝寺の緑が…

見えない…老害の説教を頭に食らったことで一時的に視力が低下してしまっているようだ。しまった…なんてミスを犯してしまったんだ。僕は…

「初日なのにシャツねぇじゃ〜ん!」と、お前は思う。

さすが心を読める柳くん!だが相手が悪かったな。残念だが氷帝(ウチ)の天才プレーヤーは心を閉ざすことができる。(心を閉ざす忍足侑士)f:id:muraha0314:20240201211114j:image

目当ての青学がすでに売り切れているという事実を受け入れられず恐竜が絶滅してしまったが、ないものはないので諦めるしかない。幸い氷帝のLサイズが1枚だけ残っていた。

というわけで私が購入したTシャツがこちら


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諸事情によりしわくちゃなのはご了承頂きたい。まず表は氷帝学園のモチーフ。下に書かれている1919という数字は多分創立年だろう。え?氷帝学園って戦前からあんの?

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そして裏。「自学自尊」、自ら学び自らを尊ぶ。これこそが氷帝学園の教育基本理念なのだッ!だからなんだってんだッ!

私はこれにどういう気持ちを持てばいいかさっぱりわからない。氷帝推しの方々はこれを着て嬉しいのだろうか。決してこの商品を否定したいのではない。しかしあまりにもわからないのだ。f:id:muraha0314:20240201214145j:image

オチに困ったので最後にこの理念を他のキャラに言わせて締めることにする。

 

「てゆーか、自学自尊?」

(モア:ケロロ軍曹)

 

「自学自尊!いっちゃえっ!ハートの全部でっ!」

(立花響:戦姫絶唱シンフォギア)

 

「自学自尊、私の好きな言葉です。」

(メフィラス:シン・ウルトラマン)

 

「ところで貴様「自学自尊」の「自」、攻略したつもりではあるまいな?」「どっちの「自」なのかわからんぜよ。プリッ」

(真田弦一郎(with仁王雅治):テニスの王子様)

 

「自学自尊、いい言葉だぜ!」「お前の自学自尊はここには無いんだよ!」

(日吉若2年アグレッシブベースライナー性格は冷静沈着で他人に流されない少し神経質な面もあるが常に前向きで虎視眈々と正レギュラーを狙っていたようだ誕生日は12月5日血液型はAB型好きな言葉は自学自尊)

どうでもいいことを考えよう(コインの形)

この間、古いスロットマシンを復元する動画を見た。サビサビの中古品を分解して磨いて塗装して綺麗にするアレである。

スロットマシンということで、当然その中にはコインを吐き出す機構が搭載されている。細長い金属製のレール。その中をコインがスルスルと転がっていく仕組みだ。

それを見て私は思った。「この機構はコインが丸い形をしているから成り立つのだ」と。別にスロットマシンに限った話では無い。古今東西、コインを使うあらゆる機械には丸いコインを運ぶためのレールがあり、我々は当たり前のように丸いコインを走らせるのだ。

 

想像してみよう。もし日本の硬貨が…例えば三角形だとしたら。きっと日本中のコイン投入口が詰まりまくるだろう。不調時の坂倉将吾の打球並にどん詰まりだろう。

どうやらコインが丸いという事実は現代を生きる我々にとって大変に都合の良いことらしい。実際、大体の国家で発行される貨幣は綺麗な丸型なのだろう。

コインが丸いからこそ、

我々は自動販売機でコーラを買うことができ、

ガチャガチャの中身に一喜一憂することができ、

ジャグラーをドゥッドゥルドゥッドゥッドゥ♫することが出来る。

 

では自動販売機もガチャガチャもマルハンも無い昔昔の世界において、コインが円形である必要はあるのだろうか。日本で最初の貨幣、和同開珎の形は…丸い。これには何か理由があるのだろうか。

その辺の時代において貨幣が丸である必要性は無いように思える。とすると、円形の方が発行しやすかった、円形が偽造されにくい形であった、壊れにくい、とかそんな所だろうか。若しくは私が気付いてないだけで、やはり昔の時代においても円形の方が好都合なのかもしれない。

 

なんにせよ先人たちは円形を選んだ。だからこそ我々は今こうしてコインを転がす機械を便利に活用している。これがもし…例えば正方形だったら。そしてコイン=正方形という価値観が今の今まで誰にも疑われることなく続いてきたとしたら。我々は自販機やジャグラーを作るよりも前に、そもそも正方形の金属片を効率よく運搬する仕組みを確立しなければならなかったのだ。

我々が普段当たり前のように利用している丸いコイン。その形状が大昔から変わっておらず、そして今日においてその形状ゆえの利便性が遺憾無く発揮されているのだと考えると、とてつもない伏線回収だと言える…かもしれない。

~完~

通勤中に見かける人達

学生の本分が勉強であるならば、我々社会人の本分は労働である。さあ、今日も金を稼ぎに行こう。

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いつもと同じ時間に起き、

いつもと同じ時間に家を出る。

いつもと同じ時間に駅に着き、

いつもと同じ時間に電車が来て、

いつもと同じ車両に乗る。

いつもと同じ風景が眼前を流れ、

いつもと同じプレイリストを聴きながら、

いつもと同じ駅に着く。

 

こんな風に毎日過ごしていると、通勤中に顔を覚えてしまった人というのが何人かいるわけで。今日は私の通勤を賑やかす精霊たちを紹介しよう。

 

クロノスタシス兄貴

毎日クソデカヘッドフォンでバンプオブチキンの「クロノスタシス」を聴いている。

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当時の最新曲且つ劇場版コナンの主題歌であり、バンプかコナンのどちらかについてさぞ熱狂的なファンなのだと推察されるが、ただのミーハーだった可能性もある。

クロノスタシスとはアナログ時計に目を向けた際、一瞬秒針が止まっているように見える目の錯覚現象のこと。

疲れている時にフッ…と時間が飛んだような感覚に襲われたら、既にクロノスタシス兄貴の射程圏内なのかもしれない。

 

ハンギョドンモーニングスター

重そうな鞄を揺らしながら駅へ駆けるJK(C?)。鞄の目立つところに大きなハンギョドンのポーチがついており、一見すると可愛いものが好きな今どきの女の子。

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しかし、一度戦闘モードに切り替われば鞄に偽装したモーニングスターを軽々と振り回し、辺り一帯を更地に変える。

必殺技は冷気を纏った一撃で敵を瞬間冷凍→爆砕する「破氷弾V(はぴだんぶい)」

 

鬼になる方の煉獄さん

いつも煉獄さんの羽織と同じ色合いのシャカシャカを着ているおばさん(?)。冨岡義勇のポシェット、伊之助の缶バッジまで装備するあたりかなりご執心の様子。外に向けて趣味をアピールしたがるのは別に構わないのだが問題はそこではなく……

 

      オ

            ン

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その見た目年齢で下はハーフパンツ、靴はスーパースター(バネの力で足が速くなる靴。瞬足の親戚)とはこれ如何に。たまにメゾピアノのトートバッグまで持ってる。よもやよもやだ。もしかしたら人柱かもしれない。

ちなみに今日はシャカシャカ着てなかった。

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電車が着いてドアが開こうかというタイミングで階段を上がってきて、黄色い線の内側で待ってる私の前にしれっと割り込んでくる奴

死ね!

 

ごちうさコーデマン

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兎とコーヒーカップが刺繍された黒帽子

チマメ隊がプリントされたトートバッグ

背中にチノが大きく描かれた黒パーカー

 

イギリス産業革命以前より各国の特務機関がその正体を探らんとする存在。しかし現在に至っても具体的な生態どころか、生命活動の有無すら分かっておらず、調査は難航を極めている。

特筆すべきはごちうさコーデマンの持つ人の理を越えた殺傷能力「ラビット・ハウス」である。ごちうさコーデマンの半径1.5km内に存在するホモ・サピエンスの組織構造が内部から崩壊、絶命するこの現象は、発動条件等その他一切が不明である。

有力説によれば、先史文明期には既にごちうさコーデマンは存在していたという。それらを裏付けるような遺産も多数存在し、秦国の中華統一や、ナポレオンの侵攻を後押しする形で「ラビット・ハウス」が発動したとする説も存在する。日本も例外ではなく、室町時代中期の絵巻物のひとつに、「ラビット・ハウス」による絶滅と思しき描写がされている。また明治政府の機密文書においては同様の現象が「血の香風」として記述されている。これらは日本において「ラビット・ハウス」が発動したことを強く裏付けている。

また、ごちうさコーデマンの存在は古生代より既にあったとする新説では、「ラビット・ハウス」の範囲が長い年月を経て縮小しているという理論が提唱されている。この理論と同時に発表された時間の経過と絶滅能力の減衰に関する方程式によると、白亜紀後期においてごちうさコーデマンが持っていた絶滅能力は、地球全土を「ラビット・ハウス」の範囲とするには十分な量であったことから、恐竜を絶滅させたのはごちうさコーデマンであるという説が誕生し、古生物学界を大きく揺るがすこととなった。

近年、東アジア地域を中心にチマメ隊トートバッグではなく秘封倶楽部トートバッグを持ったごちうさコーデマンが目撃されるようになった。此方は「東方ごちうさコーデマン」と仮称され、ごちうさコーデマンとの関連について研究が進められている。

 

ニセごちうさコーデマン

無地の黒パーカー

ちょっと良さげな素材の黒帽子

特筆事項なし。

 

 

東方ごちうさコーデマン

其ノ混沌ニ触レテハナラナイ

其ノ深淵ヲ覗イテハナラナイ

其ノ絶望望ンデハナラナイ

ダメだよテニミュを見に行かなくちゃ

  前回のメルパルクホールから所変わって大阪城公園。暑い。今日の舞台はもちろんお馴染みの大阪城ホール、ではなくそこから少し離れたWWホール。暑い。なにわろ。クソ暑い。

  今日は2023年7月29日、只今の時刻は12:00。

  もう一度。今日は2023年7月29日、只今の時刻は12:00。

  カバンから3枚のチケットを取り出して舐め回すように見、そして舐め回す。私の識字能力に問題がなければ、券面に書いてあるのは間違いなく今日の日付と、今から約30分後に設定された開演時間、そして「ミュージカルテニスの王子様 青学VS六角」の文字。

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  前回の公演でまんまと沼に落ちた友人2人も集合し「帽子を取らんかァーーーー!!!」、準備は整った。

  入場スタッフにチケットを手渡す。緊張の一瞬。最悪横の2人のチケットも渡すから私1人だけでも中に入れて下さい。……無事入場に成功した。おそらくこの先何があろうとも、この時ほど心拍数が上がることは無いだろう。

  開演時間が近づくにつれ心拍数が上がっていくのを感じる。入場受付のそれとは比較にならない。ホールの照明がすうっと消えたら開幕の合図。

 

  言うまでもなく今回も最高の舞台。その素晴らしさを文章にしたところで伝わるわけが無い、のだから私は何のためにこの文章を書いているのだろうか。

「私は…このブログの存在理由が分からなくなってきた…」(ミュ惨様)

諸君らは皆今回の公演を観たor観る予定がある人だ。私がそう判断した。

とっとと観に行かんかァーーーーー!

(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  以下、既に観劇した同志に向けて今回のここすきポイント。

  言わずもがな全員イケメン。いや、テニミュってそういうもんなんだけど。揃いも揃ってこんなに顔のいいイケメンが、こんな狭い空間に密集することあるんだ。あっていいんだ。顔面レベルの差があまりにも圧倒的すぎて、惨めささえも清々しい。

  青学&氷帝メンバーは相変わらずイケメン軍団だけど、六角もクオリティ高すぎるだろ!ダビデの鼻筋すんごいイケメン。サエさんはもうなんか普通に有り得んイケメンだし、樹ちゃんはもう声まで本物ですやん。そんでオジイイイイイイイ!完璧!生き写し!オジイだけMMDでしたって言われても驚かねぇよ私は。

  そんで緑山よ、元々チョイ役かませ犬ポジにこんなにイケメンズあてがっちゃってほんま…季楽くんかっっっっわよ!原作こんなにおめめパッチリじゃなかったよ!しかも今回は試合後も絡みがあって、原作だと本誌連載の都合とかテンポ感重視とかでこういうキャラ達って舞台装置で終わるのはある種しょうがないと思うんだけど。ここを補完して頂いて本当にありがとうございます。

  テニスの王子様のストーリーって基本テニス舐めてる奴らには情け容赦ないんだけど、青学との試合を通じて「やらされてた」テニスから抜け出して。これから緑山も季楽くん中心にガンガンやってくよって所が丁寧に描かれててたまんねぇな、たまんねぇよ。

  メインの六角戦も最高でした。六角戦って我々からすれば氷帝以前と立海以降の間に来る箸休めって感じで、もちろん本気の勝負なんだけどお互い見知った仲で称え合うような、凄い温かい感じ。緩くないけど緩いみたいな。そういう六角戦特有の雰囲気の再現が完璧。特に前の氷帝戦を見てるから尚更。

  どの試合も完璧だったけどやっぱりW1。樹ちゃんの低重心リターン。イケメンサエさん。菊丸の分身。からの〜

 

(暗転)

(青いスポットライトに照らされる不二)

「ダメだよ僕をフリーにしちゃ。」

(つばめ返しの構え)

 

  これだよ。この甘っっっったるいマスクで幾億もの女をオトしてきたのだよ不二周助という男は!カッコよすぎる…

  その日の応援対決も青学からは不二周助。よっしゃラッキー☆。歓声が一際大きかったのも印象深い。代打松山かよ。

  一方その頃氷帝メンバーと手塚は幕間にてコントを披露しておりました。ギャグもシリアスもいける超絶イケメン軍団、無敵すぎるぜ。そして氷帝の試合は全くないにも関わらず、ソロ曲パートがある跡部はやっぱり跡部景吾。「あ〜ん」が口癖のお坊ちゃま。

  そしてそしてミュージカルの醍醐味と言えば客降りですよ。サエさん、こんなに近くで見ても文句の付けようがないイケメンだあ…乾…タカさん…え今桃ちゃんこっち見たよね?明らかに「男3人!?珍しっ!!」みたいな顔したけどすぐに笑顔で手振ってくれてる〜イケメン〜。てか近い近い、眩しすぎるから!オーバーキルですから!

 

  次公演は関東決勝立海戦、このクオリティで立海メンバーが見られると思うと今から待ちきれない。

早く冬にならんかァーーーーーーー!!!!

  それではここまでお読みいただき…

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正直細かいことに関しては流石に覚えてないけどやっぱり生で見る演劇ってそれだけで凄いんです観劇記ラスト!

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第6試合 日吉若VS越前リョーマ

 

氷帝の次期エース候補ですら圧倒してしまう越前の無双っぷり。正直試合内容だけで言うと先の超白熱したS1の後では淡白だし、実際ストーリーの最高到達点もS1がかっさらっていると思う。

だが私はまさにこの試合を見るためにここに居る。何故ならば

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私のテニミュ人生の原点がこの試合にあるから。

あの日あの時あの場所でこの動画を見たことが全ての始まりだった。何度聞いても理解できない歌詞に心を奪われ(?)た。ひたすらに聞いて歌詞を覚えた。歌詞以外も覚えた。

劇中歌が刷新された今では聴くことは叶わない。けれど今、私の目の前にはあの光景が広がっている。あの日私の運命を変えたそれと同じ、もしくはそれ以上の輝きを放ちながら。

 

日吉若、2年。

アグレッシブベースライナー。

性格は冷静沈着で他人に流されない。

少し神経質な面もあるが常に前向きで虎視眈々と正レギュラーを狙っていたようだ。

誕生日は12月5日。

血液型はAB型。

好きな言葉は……

 

何度も何度も聞いた台詞を目の前の乾が喋っている。その事実に、私という生命を構成する原子の1つ1つが昂っている。テニミュを「体感」している。

 

 

舞台幕がゆっくりと降りてきて夢の終わりを告げる。また今までの日常が始まる。その先に辛く厳しい未来が待っていようとも私は生きる。この胸で青く燃える炎を信じて。

え!?メルパルクホール無くなるの!?観劇記その5

トロッコアドベンチャー、スタート!」

ギィィ…ガラガラガラガラ…

「第一問」

【⠀←     えなりは?     →】

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5…

4…

3…

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S1 跡部景吾VS手塚国光

 

やはりここでしょうよ。関東氷帝の大トロ、中落ち、カマ、頭肉。

なんてったって氷帝跡部と言えばここまで名前こそ冒頭から出てきていながらも、その実力は「跡部?強いよね。序盤中盤終盤、隙がないと思うよ。」的な伝聞のみで伝えられてきた。そんな跡部がようやく試合の場に立っている。ついにその実力が示されるのだ。これで強くなかったらそれはなんというか…詐欺である。

対するは青学部長手塚国光。とはいえこの男についてもこの時点では我々はろくな情報を持っていない。せめて都大会一戦くらいは出てきてくれよ。てか今日だけで何人イケメン出てくるんだよ。全く不条理な世の中である。

Q:そんな二人がぶつかったら一体どうなってしまうのか?

A:超激戦

そりゃ「強いらしいけどその実よく分からん人」同士の対戦だから相応の内容は期待するけども。誰がここまでやれと。

いやしかし美麗の極みだねこれ。無我の扉って百錬自得、才気煥発、天衣無縫、容姿端麗の4つでしたっけ?となるくらいには美麗極まっちゃってるね。さっきから顔の話しかしてないね。でもこの試合に関しては原作の時点で激アツで外れるわけが無いんだからそりゃもうね。

手塚の腕が限界を迎えるシーン凄かったなあ、まさに真に迫ると書いて迫真の演技。

 

現地での感動が薄れる前に書き上げるつもりでいたのにもう半年経ったけど。それでも凄いもんは凄いとはっきり覚えている。よりにもよってここに来て文量削ってごめんね。昨今の飲料メーカーかってね。飲みきりサイズで新登場じゃねぇよってね。でも次行かして。もう1週間後が六角公演なんだよおおおおおおおお(切実)!!!