手塚ゾーンに滅ぼされた恐竜によるテニミュ鑑劇記その1

ここがメルパルクホール、ついに辿り着いた。あの動画に初めて会ってから何年が経っただろうか。あの日から全てはこの日のためにあった。今日ここでテニミュを見るために。

ホール前では恐らくその手の趣味をお持ちのマドモアゼル達が推しのぬいぐるみやアクスタと写真を撮っている。

勿論その辺の準備は全くしていない私だが、それでもこの鞄の中に大切にしまってあるチケットさえあれば十分だ。今から亜久津に会えるのだ、それ以上に何がいるものか。

 

「お客様…

 

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こちらのチケットではご入場頂けません。」

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テニミュ鑑劇記[完]

 

 

 

 

 

 

 

ということがあってから4年と2ヶ月と15日。本当は6ヶ月。あの日のトラウマを乗り越えるために私はメルパルクに舞い戻った、今度こそテニミュを見るために。

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私は2人の下僕と共にドンダバ☆デンデン☆ヌケヌケドンブラザーズを結成し戦地へと赴いた。

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今一度チケットを確認する。

青学VS氷帝 1/21 17:30開演

間違いない。前回は何を血迷ったか12:30開演のチケットを手に17:30の受付に向かって門前払いされた。そのあまりのショックに五感を失った私は駅構内のマクドナルドで泣きながらビッグ

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受付にチケットを渡す。不安に駆られて仕方がない。早く右端をちぎってくれ。もう同じ思いはしたくない。

体感にして4年と2ヶ月と15日が過ぎた頃、ようやくチケットが切られた。我々は遂にメルパルクホール内に足を踏み入れることに成功した。

チケットに書かれた席に座る。用意された席はサイドシート。しかしながらサイドシートにしては1階席だし舞台から遠くなく悪くない席だ。席間違えたか…?いやそんなはずは…

 

「お客様大変申し訳ございません…」

 

あ、終わった。あーあ俺はまたテニミュを見られないんだ。今度はなんだ?日付か?会場か?もうなんでもいいや、はいはい無我の境地無我の境地

 

「お帽子をお取りください」

 

ほえ?

 

私の横に座る下僕Nが真田弦一郎に憧れたのか知らんが黒い帽子をしていたのだ。ビビらせやがって、二拾壱式波動球の刑である。f:id:muraha0314:20230127191715j:image

その後は何事もなく開演時間を迎え私の人生初のテニミュが始まった…

 

え?跡部おるやん

 

誇張でもなんでもなく舞台の上に跡部景吾その人が立って歌っている。しかもとんでもなく歌上手いし。ああついに私達は2次元に行く術を手に入れたのだ。喜べ下僕達。お前らの好きな鹿マダムだったか牛野郎だったか、ダニエル・J・ダービーがどうとか言ってたな。灰流うららがなんだって?ともかくようやく彼女ができるぞ、やったね下僕ちゃん!

 

いや違う。これは3次元だ。なんという圧倒的跡部景吾…そして氷帝メンバー全員本物だ、なんとまあクオリティの高いこと。てか顔面偏差値どないなってんの?チートやチート。そして樺地いいいいいいいい!お前だけは本物やろお前えええええええええええ!

 

そして氷帝メンバーが出揃ったあとは当然青学メンバーである。本物じゃん。手塚顔かっこよ、全メガネ君の完全上位互換顔やん。菊丸ちっさ!海堂ちっさ!乾でっか!体格差まで完璧ちゃんかよ…ズルいわこんなん。

 

全員かっこいいとかそういう次元では無い。無論氷帝青学に限ったことでは無い。特にルドルフの観月、一挙手一投足全てが観月はじめのそれである。

 

そんなこんなで歌と顔と踊りと顔と顔に見とれていたらあっという間にストーリーは関東大会へ。

注目の初戦は…

W2

忍足 向日 vs 桃城 菊丸

 

(このブログ、続くよ)

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