時に皆様、映画はお好きですか。私は好きです。
時に皆様、映画館にDSを持って行ったら、上映中は本体を閉じておくようジュンサーさんに説明を受けたことはありますか。私はありません。今回はそんなお話です。
映画は様々な非日常を我々に与えてくれます。TVやゲームの画面とも違う、スクリーンと音響だからこその魅力があります。
胸躍る冒険の世界
圧倒的スリル
見たことないポータブルスパイス調理器
コロナ禍において自粛が謳われる中ですが、「鬼滅の刃」「シン・エヴァンゲリオン」「100日間生きたワニ」といったヒット作が日本映画界に活気をもたらしています。映画という興行はこの息苦しい世の中でも、我々の心に寄り添い、映写機を通して夢を与えてくれるのではないでしょうか。
そしてついに先日、細田守監督待望の新作「龍とそばかすの姫」が公開され話題を呼んでいます。今こそ私が選ぶ、見ないと人生損してしまう人類史上最高の映画
ではなく、そこまでじゃないけどなんか好きな映画を紹介していきます。
楽園追放-Expelled from paradise-
名前聞いたことあるよって人はそれなりにいるのでは無いでしょうか。あらすじがこちら。
ナノマシン技術の暴走より地上文明の崩壊をもたらした「ナノハザード」によって、廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。
西暦2400年、ディーヴァは異変に晒されていた。地上世界から謎のハッカー「フロンティアセッター」によるハッキングを受けていたのである。そこで捜査官アンジェラは、生身の身体・マテリアルボディを身にまとって地上世界へ降り立ち、現地の地上捜査員ディンゴと共にフロンティアセッターと世界の謎に迫る。
要約しますと
電脳世界ディーヴァが地上からハッキングを受けている。やべぇから主犯のフロンティアセッターってやつを抑えようぜ。って話です。
主人公はアンジェラ・バルザック。ディーヴァの保安官で、ハッキング阻止の任務を受けて地上に降ります。プライドが高く、仕事・出世に対する熱意は凄まじいです。
そのアンジェラとコンビを組むのがディンゴ。彼女の任務をサポートする現地のエージェントです。優秀ながら素行不良。
ストーリーの詳細は自分で見てください。ここからはこの映画のなんか好きな所を書いていこうと思います。
キャラクター
アンジェラはもうお手本通りの完璧なツンデレ。
当初はディンゴのことを全く信用しておらず「仕事の邪魔だけはしないで」ってスタンス。終始高圧的で自信家。地上任務とナメてかかったところ足元を掬われる。
ただ、段々と地上での生き方がわかってくるようになって、表情も自然と柔らかくなっていくんですよね。画一化された電脳空間と理不尽で不安定な地上世界とのギャップに翻弄されながら、自分の心と向き合っていく姿がとても愛らしいヒロインです。
個人的にはツンデレの女王くぎみーが演じてくれていればというところですが
CVは釘宮理恵さんですありがとうございます。
ディンゴはとにかく行動が読めない扱いにくそうな男です。
待ち合わせ場所に大量の怪物を連れてきてアンジェラに倒させたかと思えばその死骸で小銭稼ぎ。
アンジェラが乗ってきたメカの通信機能を破壊し、クズ鉄として売りさばく。
など大胆な行動でアンジェラの度肝を抜きますが、頭の回転は速く、送られてきた事前情報だけで目標の正体や目的には勘づいていたりと、無能なフリした超有能。
とにかく2人ともいいキャラしてるんです。
メカ
アーハンの流線型というか曲線美がたまらない。そして空中での高速戦闘。好きなタイプのロボットが好きなシチュで戦うんでもう刺さりまくり。支給コンテナから武装が出てくるってのもアツい。
前述の通り、ディンゴって超有能なんですよ。正直アンジェラがいなくても解決出来ただろうな、ってくらいに。頭が回るし知識もある。だからこそアンジェラにとっては不可解なんでしょう、「なんでディーヴァに住まないのか」「無限の電脳世界でその才能を活かさないのか」と問うシーンがあります。その答えやディンゴの人生観については是非本編で確認してください。
これが私のなんか好きな映画です。定期的に見たくなる一作です。ちなみに今私が選ぶ最高傑作は
閃光のハサウェイです